トランプ氏とブレトンウッズ体制

第二次世界大戦終了後から、その勝者であるアメリカ主導のブレトンウッズ体制が敷かれてきたわけですが、トランプ氏の登場により、それが大きな転換期を迎えていますね。

 

ブレトンウッズ体制とは、アメリカがソ連から世界を保護するために築き上げたものです。他国の貿易船の通航を保護し、加えて同盟国を軍事的にソ連から守る。これによって比較的な安定が、世界にもたらされたと言えると思います。

 

しかし、冷戦が終了してソ連はロシアとなったわけですが、その影響力は以前のソ連ほどのものではないわけで、アメリカは多大な軍事費を使う必要はなくなりました。

 

そのような時代になって、トランプ氏のように、他国よりもまず自国のことを第一に考えるという主張をする人物が名乗りをあげるのも、必然と言えるのでは?というのが僕の考えです。

 

そうなったとき、これまでアメリカの軍事力に頼っていた国々は、自国の存続のために、とくに防衛について今まで以上に真剣に向き合わなきゃいけないんじゃないんでしょうかね。もちろん日本もそのうちの一国です。